■EK CHUAN (www.hikuri.net)

2002/7/25,26 @ Xochicalco, Morelos, Mexico


ソチカルコ遺跡にてパーティがあるという情報をたまたま遊びに行ったHostel MonedaでGet!しかも、マヤカレンダーの失われた日の翌日のフルムーンの夜というタイミング!早速フライヤーにアドレスが書いてあったウエブサイトから地図をプリントアウト。でも、大雑把な地図で、いまいち地名が読み取れず、場所がよくわからない。行けばなんとかなるだろう、ってことでソチカルコへ向かった。

メキシコシティーからソチカルコの手前の街、クエナハカ(Cuernavaca)へはバスで一時間半くらい。そこから乗り合いバスに乗り換えてさらに30分程行くとちょっとした村に出る。けれどもここからが大変だった。

ソチカルコ遺跡は夜は閉まってしまうといわれ、パーティ会場と思われる場所にたどり着くはるか手前の集落で降ろされてしまう。下手なスペイン語で粘りに粘って交渉しても頑として聞いてくれない。

こうなったら歩くしかない、ということで街灯があったりなかったりの田舎道をひたすら歩く。乱舞するホタル、道路脇の湖面に浮かぶ満月、時折遠くに光る雷雲を眺めながら・・・

夜とはいえ、やっぱり暑いメキシコ。初めは新鮮だったけど、行けども行けども続く田舎の景色も一時間半も歩けばそろそろお腹いっぱい。汗だくで歩き疲れ、本当にパーティなんてあるんだろうか、と不安になってきた頃、手書きの看板発見!やっぱりやるんだっ!!







高ぶる気持ちを抑えながら更にしばらく歩くと、酒瓶を両手に抱えたメキシカンの親父に絡まれる。この先一時間以上歩かなきゃいけないし、強盗が出てきて「ズドン!」と撃たれるぞ、ってことを一生懸命ジェスチャー付で言ってるんだけどこの親父のほうがどう見ても強盗っぽい。

でも実はとってもイイ奴で、酔っ払った勢いで一生懸命地図を描いてくれた挙句に近くの警察まで一緒に連れて行ってくれた。警察なんか行ってどうするのかと思ったらなんと警察官がパトロールするついでに乗せて行ってくれることに!生まれて初めての警察ヒッチ成功!!

世界一安全なヒッチハイクだ!と興奮しつつもパーティ会場へ警察の車で乗りつけてパーティが中止になってもまずい。というわけで少し手前の集落で降ろしてもらう。再びテクテク歩いているとメキシカンのレイヴァー達が乗っけて行ってくれることに!二度目のヒッチハイク成功!

いろんな人に助けられ、何かに導かれるようにして辿り着くことができた。もうパーティどうこうよりも着いただけで感動。こんな苦労して行くパーティなんて一生無いと思う。本当に感謝!

無事到着した喜びに浸ってるのも束の間、今度は入場料が250ペソ(3000円)とボッタクリにきた。メキシコで250ペソっていったら結構な大金。そんな金は無いと粘りに粘ってたらどうやらローカルの奴らは150ペソ(1800円)らしい。

わざわざこのパーティのために飛行機で来たからそんな金は無いとか、マジFuck!とかあること無いこと並べて散々ごねてたら結局、特別に50ペソ(600円)で入場できることになった。いったい初めの250ペソはなんだったんだ・・・?

そんなこんなでようやく会場に荷物を下ろして一息つくともう夜中の12時半。ちょうどオープニングセレモニーとしてアステカ族のダンスが行われていた。メキシコシティーのZOCALOでもアステカダンスは見たけど、太鼓の音に合わせて足を踏み鳴らしながら、ブラックライトに照らされ焚き火の周りを踊る姿はまた幻想的。

アステカダンスも終わり、いよいよ音が出たと思ったらずーっとアンビエントにジャンベ、オカリナ等、生音をからませたライブでのんびりムード。こんなスロースタートのパーティもいい。のんびりしてる間にプッシャー大活躍。2時くらいにブレイクビーツ、そして忘れかけた頃にようやく四つ打ちに。

DJはFree Form Recordsのドイツ人チーム(Space Safari, Cyber Snack, Agimar, Feuerhake, Nartak)。ドイツっぽいダークでロービートなジワジワっとくるトランス。かっこよし!(※Cyber SnackはTrance Cafeのサイケデリック盆踊りにて2002年夏来日)

このパーティはHikuriというメキシコのオーガナイザーが主催。パーティで知り合ったヒクリのデコレーション担当の人いわく、ヒクリ(hikuri)とはメキシコの言葉でペイヨーテのことらしい!日本で言えばウバタマみたいな感じ、なかなかナイスなネーミング(笑)。

定期的にPsy-Tranceのパーティをやっているらしく、6月の頭にはTsuyoshiとTim Schuldtを呼んでメキシコシティーでパーティをやったそう。というわけで今回のデコレーションの一部はTsuyoshiのために作ったものそうだ。

2〜300人くらいのこじんまりとしたアンダーグラウンドなパーティだっただけに雰囲気はよかった。みんなそんなにシリアスじゃなくて気付くとなんか音がかかってるな、程度でやりたい放題。そこら中をうろうろしまくって、朝方は気付いたら誰も踊ってない時もあったり、とてもトランキーロで、のんびりした感じの本当の意味でのパーティだった。やっぱメキシカン、いい感じに脱力気味(笑)。

















deco : hikupix (hikuri/mexico)

















aztecs dance

















are you ready?

















viva party animals!

















pray for peace

















dawn

















the party goes on....











■video(230kbps)

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<EK CHUAN>

このイベントのタイトル「エック・チュアン」はマヤの神々の一人。ヒーリング・マジシャン(癒しの魔法使い)のこと。
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